オムロンの上腕式血圧計「HCR-7624T」と「HCR-7728T」は、どちらも毎日の血圧管理に使いやすい機能を備えたモデルです。
見た目や搭載されている機能がよく似ているため、「型番は違うけれど、何が違うの?」「高いほうを選ぶ必要はある?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
先に結論をお伝えすると、HCR-7624TとHCR-7728Tの大きな違いは、本体に保存できる測定記録の回数です。
HCR-7624Tは2人分をそれぞれ60回、HCR-7728Tはそれぞれ100回まで記録できます。一方で、血圧を測るための基本性能やスマートフォン連携、腕帯など、毎日の使い勝手に関わる多くの機能は共通しています。
この記事では、HCR-7624TとHCR-7728Tの違いを比較しながら、それぞれどんな人におすすめなのかをわかりやすく紹介します。
HCR-7624TとHCR-7728Tの違いをまず簡単に比較

まずは、HCR-7624TとHCR-7728Tの違いを簡単に確認しておきましょう。細かな機能まで見ると項目はたくさんありますが、2機種を選び分けるうえで重要なのはメモリ容量です。
HCR-7624TとHCR-7728Tの違い一覧
| 比較項目 | HCR-7624T | HCR-7728T |
|---|---|---|
| 本体メモリ | 2人×60回 | 2人×100回 |
| 測定位置 | 上腕 | 上腕 |
| 腕帯 | フィットカフ プラス | フィットカフ プラス |
| 通信機能 | あり | あり |
| OMRON connect | 対応 | 対応 |
| 早朝高血圧確認 | 対応 | 対応 |
| 平均値表示 | 対応 | 対応 |
| バックライト | あり | あり |
このように、比較表だけを見るとかなり似ています。
「HCR-7728Tのほうが血圧を測る性能が大幅に上」という違いではなく、本体に何回分の測定結果を残せるかが選び分けのポイントになります。
大きな違いは本体メモリの記録回数
HCR-7624Tは、使用者1・使用者2それぞれについて60回分の測定結果を保存できます。
一方、HCR-7728Tでは、それぞれ100回分保存できます。
そのため、スマートフォンを使わず、本体だけで過去の測定結果をできるだけ多く確認したい場合には、HCR-7728Tのほうが便利です。
逆に、測定結果をOMRON connectへ定期的に転送するなら、HCR-7624Tの60回メモリでも十分と感じる方は多いでしょう。
基本的な測定機能はほぼ共通
メモリ以外については、両モデルに共通する部分が多くあります。
どちらも上腕に腕帯を巻いて測定するタイプで、フィットカフ プラスや通信機能、早朝高血圧確認、平均値表示などに対応しています。
「メモリが少ないHCR-7624Tは機能面でも大きく劣る」というわけではありません。
そのため、購入時は「本体に100回分の履歴が必要かどうか」を考えると選びやすくなります。
HCR-7624TとHCR-7728Tのメモリ容量の違い

2機種の最も大きな違いであるメモリ容量を、もう少し詳しく見ていきましょう。毎日血圧を測る方ほど、記録できる回数の違いが使い勝手に影響します。
HCR-7624Tは2人分×60回を記録できる
HCR-7624Tでは、2人それぞれ60回分の測定結果を本体に保存できます。
1台を夫婦など2人で共有しても、それぞれの測定結果を分けて記録できるため、1人用としてだけでなく家族で使いたい場合にも便利です。
60回という数字だけを見ると少なく感じるかもしれませんが、定期的にスマートフォンへデータを転送する使い方なら、大きな不便を感じにくいでしょう。
HCR-7728Tは2人分×100回を記録できる
HCR-7728Tは、2人それぞれ100回分まで本体に記録できます。
HCR-7624Tより1人あたり40回多く残せるため、スマートフォンへの転送を頻繁に行わなくても、より長期間の測定履歴を本体で確認できます。
「スマホを毎回開くのは面倒」「血圧計だけで過去の値を見たい」という方には、HCR-7728Tの余裕あるメモリが使いやすいでしょう。
朝晩測定する場合は何日分保存できる?
たとえば1人が朝と夜に1回ずつ、1日2回測定すると仮定すると、おおよその保存期間は次のようになります。
| モデル | 1人分のメモリ | 1日2回測定した場合の目安 |
|---|---|---|
| HCR-7624T | 60回 | 約30日分 |
| HCR-7728T | 100回 | 約50日分 |
この差をどう感じるかが選択のポイントです。
約1か月分を本体に残せれば十分ならHCR-7624T、より長く本体に記録を残したいならHCR-7728Tと考えるとわかりやすいでしょう。
HCR-7624TとHCR-7728Tは本当にメモリ以外に違いがない?

「型番が違うなら、メモリ以外にも性能差があるのでは?」と気になるところですが、HCR-7624TとHCR-7728Tは主要な仕様がよく似ています。ここでは、測定性能や本体サイズなどを確認していきます。
血圧測定の基本性能を比較
どちらも上腕に腕帯を巻いて測定する上腕式血圧計です。
血圧計を選ぶ際には、本体メモリだけでなく、測定方式や腕帯の使いやすさも確認しておきたいポイントですが、この2機種では基本的な測定の仕組みに大きな違いはありません。
したがって、「より高性能に血圧を測りたいからHCR-7728Tを選ぶ」というより、記録の残し方で選ぶ2機種と考えるとよいでしょう。
腕帯や対応する腕周を比較
両モデルともフィットカフ プラスを採用しています。
対応する腕周は17~36cmで、腕帯を上腕に巻いて使用します。腕帯を正しく巻けているか確認できる機能もあるため、家庭で血圧測定を習慣にしたい方にも扱いやすい設計です。
| 項目 | HCR-7624T | HCR-7728T |
|---|---|---|
| 腕帯 | フィットカフ プラス | フィットカフ プラス |
| 対象腕周 | 17~36cm | 17~36cm |
表示画面や操作性を比較
HCR-7624T、HCR-7728Tともにバックライトを備えているため、表示を確認しやすいのも特徴です。
型番が似ているオムロンの血圧計にはバックライトの有無が違うモデルもありますが、今回比較しているHCR-7624TとHCR-7728Tはいずれもバックライト搭載モデルです。
そのため、バックライトを理由にどちらか一方を選ぶ必要はありません。
付属品や電源方式を比較
血圧計は毎日使うものなので、電源方式も確認しておきたいポイントです。
両モデルとも乾電池に加えてACアダプタを利用できるため、自宅の決まった場所で使う場合はACアダプタ、置き場所を変えて使いたい場合は乾電池というように使い分けられます。
メモリ以外の部分は共通点が多いため、細かな仕様差を探して迷うよりも、自分が測定履歴をどのように管理したいかを基準に選ぶほうがわかりやすいでしょう。
HCR-7624TとHCR-7728Tの共通機能

HCR-7624TとHCR-7728Tには、家庭で血圧を測り続けるために便利な機能が共通して搭載されています。ここでは、毎日の使いやすさに関わる代表的な機能を見てみましょう。
フィットカフ プラスで腕帯を巻きやすい
両モデルに採用されているのがフィットカフ プラスです。
血圧測定では腕帯を適切に装着することが大切ですが、毎日使うとなると「巻きにくい」「装着が面倒」という点も気になります。
HCR-7624TとHCR-7728Tでは同じ腕帯を採用しているため、腕帯の違いを理由に上位モデルを選ぶ必要はありません。
カフぴったり巻きチェックで正しい装着を確認できる
腕帯が適切に巻けているか確認できるカフぴったり巻きチェックも便利な機能です。
血圧計を使い始めたばかりの方は、「この巻き方で合っているのかな?」と不安になりやすいものです。
装着状態を確認しながら測定できることで、毎日の測定を続けやすくなります。
体動など測定時の状態を確認しやすい
測定中に体が動いてしまうと、正しく測定できなかった可能性があります。
両モデルには測定状態を確認しやすくする機能が用意されているため、単に数値を表示するだけでなく、測定時に問題がなかったか確認しながら使えるのも特徴です。
特に毎日決まった時間に測定する方にとっては、測定方法を安定させやすい点がメリットになります。
脈間隔の乱れを知らせる機能を搭載
測定時には、血圧だけでなく脈の間隔についても確認できる機能があります。
ただし、この表示だけで体の状態を自己判断するためのものではありません。測定結果や表示について気になることがある場合は、自己判断せず医師などの専門家へ相談することが大切です。
家庭用血圧計は、日々の状態を記録し、変化を把握するための道具として活用するとよいでしょう。
HCR-7624TとHCR-7728TはOMRON connectに対応

本体メモリの違いが気になる場合に確認しておきたいのが、スマートフォンとの連携です。HCR-7624TとHCR-7728Tは、どちらも通信機能を備えています。
Bluetoothでスマートフォンへ測定結果を転送できる
両モデルともBluetooth通信に対応し、スマートフォンアプリOMRON connectと連携できます。
毎回紙に数値を書き写す必要がなく、測定データをスマートフォンで管理しやすいのがメリットです。
HCR-7624Tでもスマートフォン連携ができるため、「アプリを使うならHCR-7728Tでなければならない」ということはありません。
アプリなら血圧の変化を長期間確認しやすい
血圧は1回だけ測った数値よりも、日々測定した結果を記録して変化を確認することが大切です。
OMRON connectを利用すれば、過去の測定データをスマートフォンで確認しやすくなります。
「毎朝測る」「朝と夜に測る」といった習慣をつけたい方にとって、手書きの記録を減らせるのは便利なポイントです。
アプリ中心ならメモリ容量の差は気になりにくい
HCR-7624TとHCR-7728Tを選ぶうえで、ここは特に重要です。
| データ管理方法 | おすすめ |
|---|---|
| スマートフォンへ定期的に転送する | HCR-7624Tでも十分選びやすい |
| 本体で過去の記録をたくさん確認したい | HCR-7728Tが便利 |
スマートフォン中心で管理するなら、本体の60回と100回という差を意識する場面は少なくなります。
そのため、アプリを積極的に利用する方ほどHCR-7624Tを選びやすく、本体だけで管理したい方ほどHCR-7728Tのメリットが大きくなると考えられます。
HCR-7624TとHCR-7728Tの朝・晩平均や早朝高血圧確認機能

毎日の血圧管理では、その場で測定した数字だけでなく、ある程度の期間で変化を確認することも重要です。HCR-7624TとHCR-7728Tには、測定結果を振り返りやすくする機能が備わっています。
朝と夜の平均値を確認できる
両モデルとも、測定結果の平均値を確認できる機能に対応しています。
血圧は測定する時間やそのときの状態によって変化するため、毎日なるべく同じ条件で測定し、記録を続けることがポイントです。
平均値を確認できれば、日々の数値だけに一喜一憂するのではなく、ある程度まとまった記録として振り返りやすくなります。
早朝高血圧を確認しやすい
HCR-7624TとHCR-7728Tは、どちらも早朝高血圧確認に対応しています。
朝の測定結果を継続して記録したい方にとって、確認しやすい機能が備わっているのはうれしいところです。
ただし、血圧計に表示された結果だけで健康状態を判断することは避けましょう。気になる測定結果が続く場合は、記録を持参して医療機関などへ相談することをおすすめします。
毎日の血圧管理に便利な比較表示
血圧は「測って終わり」ではなく、過去の測定結果と見比べることで変化を把握しやすくなります。
HCR-7624TとHCR-7728Tは、どちらも日常的な血圧管理を続けやすい機能がそろっています。
この点でも機能差は小さいため、基本機能よりも「本体にどのくらい履歴を残しておきたいか」が選択の決め手になりやすいでしょう。
HCR-7624Tがおすすめな人

HCR-7624Tは、主要な機能をしっかり備えながら、本体メモリを60回分に抑えたモデルです。100回分もの履歴を本体に残す必要がなければ、十分選びやすいモデルといえます。
スマホアプリで測定結果を管理したい人
OMRON connectを利用して測定結果をスマートフォンで管理するなら、HCR-7624Tとの相性は良好です。
本体内の履歴を何か月もさかのぼって見るより、スマートフォンでまとめて確認する方には、メモリ容量の差はそれほど重要ではありません。
本体の60回メモリで十分な人
1日2回測定すると仮定した場合、60回で約30日分です。
「直近1か月程度を本体で確認できれば十分」という方なら、HCR-7624Tでも使いやすいでしょう。
アプリと併用するなら、60回というメモリ容量は大きな弱点になりにくいと考えられます。
価格を抑えて選びたい人
機能が似ている2機種だけに、実際の販売価格も選択材料になります。
購入時にHCR-7624Tのほうが安く販売されており、100回メモリにこだわらないのであれば、HCR-7624Tを選ぶメリットは大きくなります。
「必要な機能はしっかり欲しいけれど、使わないメモリ容量のために予算を上げたくない」という方に向いています。
HCR-7728Tがおすすめな人

HCR-7728Tは、基本機能を大きく変えるのではなく、本体の記録容量に余裕を持たせたい方に適しています。スマートフォンをあまり使わない場合にも選びやすいモデルです。
本体により多くの測定結果を残したい人
HCR-7728T最大のメリットは、1人につき100回分の測定結果を保存できることです。
朝晩測定する場合でも約50日分の履歴を残せるため、HCR-7624Tより長い期間を本体で振り返れます。
データ転送を頻繁に行わない方には安心感があります。
夫婦など2人で継続して使いたい人
どちらも2人分の記録に対応していますが、HCR-7728Tなら2人それぞれ100回記録できます。
夫婦で毎朝・毎晩測定するなど使用頻度が高い家庭では、メモリに余裕があるHCR-7728Tのほうが使いやすく感じる可能性があります。
スマホに頼らず過去の記録を確認したい人
スマートフォンのアプリを普段あまり使わない方にも、HCR-7728Tが向いています。
血圧計本体に100回分のデータを残せるため、スマホへ転送しなくても比較的長い期間の結果を確認できます。
「できるだけ血圧計だけで管理を完結させたい」という方は、HCR-7728Tを優先すると選びやすいでしょう。
HCR-7624TとHCR-7728Tを選ぶときに確認したいポイント

2機種は共通機能が多いため、スペック表を細かく比較しすぎるとかえって迷ってしまうことがあります。購入前は、次の4つを確認しておくと選びやすくなります。
本体に何回分の記録を残したいか
まず考えたいのが、本体メモリです。
| 希望する使い方 | 向いているモデル |
|---|---|
| 60回分あれば十分 | HCR-7624T |
| できるだけ多く本体に残したい | HCR-7728T |
| スマホ中心で管理する | HCR-7624Tでも選びやすい |
| 本体中心で管理する | HCR-7728Tが便利 |
この違いを最初に決めてしまえば、2機種はかなり選びやすくなります。
OMRON connectを使う予定があるか
スマートフォンアプリを使う予定があるかどうかも重要です。
アプリへ測定結果を転送して管理するのであれば、HCR-7624Tの60回メモリでも十分と感じやすくなります。
反対に、スマートフォンを使わず本体の履歴を中心に確認するなら、100回記録できるHCR-7728Tが便利です。
販売価格の差を確認して選ぶ
価格は販売店や購入時期によって変わるため、購入直前に確認しましょう。
もし2機種の価格差がかなり小さいのであれば、メモリ容量に余裕のあるHCR-7728Tを選んでおくのも一つの方法です。
一方、HCR-7624Tが明らかに安く、60回メモリで困らないなら、無理にHCR-7728Tへ上げる必要はありません。
価格差と「40回分多いメモリ」にどれだけ価値を感じるかで判断するとよいでしょう。
使う人数と測定頻度も考えておく
1人で1日1回程度測る場合と、2人が朝晩測る場合では、メモリの消費ペースが変わります。
ただし、両モデルとも使用者ごとに記録枠が分かれているため、2人で使ったからといって1人分のメモリ容量が半分になるわけではありません。
測定頻度が高く、本体で履歴をさかのぼることが多いならHCR-7728T、アプリへ転送するならHCR-7624Tという選び方がおすすめです。
HCR-7624TとHCR-7728Tの違いを比較まとめ
HCR-7624TとHCR-7728Tを比較しました。
結論として、両モデルの大きな違いは本体に保存できるメモリ回数です。
| 比較ポイント | HCR-7624T | HCR-7728T |
|---|---|---|
| 本体メモリ | 2人×60回 | 2人×100回 |
| スマホ連携 | 対応 | 対応 |
| フィットカフ プラス | 搭載 | 搭載 |
| 早朝高血圧確認 | 対応 | 対応 |
| バックライト | あり | あり |
| おすすめな使い方 | アプリ中心で管理したい | 本体にも多く記録したい |
HCR-7624Tがおすすめなのは、OMRON connectを使ってデータを管理する方や、本体には60回分保存できれば十分という方です。
HCR-7728Tがおすすめなのは、スマートフォンへの転送に頼らず、本体にできるだけ多くの測定結果を残しておきたい方です。
測定機能そのものに大きな差があるわけではないため、「100回メモリが必要かどうか」で選ぶのが最もわかりやすいでしょう。
購入時には実際の販売価格も確認し、価格差が大きければHCR-7624T、価格差が小さく記録容量に余裕を持たせたいならHCR-7728Tという選び方もおすすめです。
どちらも毎日の測定結果を記録しやすい上腕式血圧計なので、自分がどのようにデータを管理したいかを考えて選んでみてください。

